コラム

Lo-fi Hiphopについて、解りやすく解説します。【Chillhop】

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どうも、ムセキ(@nagoyakampo)です。趣味で作曲をしていて、過去には市販されているゲームに曲が採用されたこともあります。

僕自身、一年前まで全然知らなかったジャンルですが、Nujabesのレコード盤を買って聴き出してから色々と関連曲を知って、遂に自分でもLo-fi Hiphopの作曲をするようになりました。

Lo-fi Hiphopの作曲をしていて、最初に躓いたのは、「このLo-fi Hiphopというジャンルについて、詳しい事を知らない。」ということでした。

今は、自分でも曲が作れる程度に上達したのですが、ふと「もしかしたら、作り方が解らず困っている方も見えるかもしれない。」と思い、本記事を書くことにしました。

作曲するということは、そのジャンルについて熟知していた方が良いです。そのジャンルについて知らないで作っているより、解って作っていた方がより洗練された曲になりますよね。

本記事は、以下の構成になっています。

「Lo-fi Hiphop」というジャンル名

Lo-fi Hiphopの特徴

Lo-fi Hiphopの歴史

Lo-fi Hiphopを聴くシーン

Lo-fi Hiphopは何処で聴ける?

さいごに

Lo-fi Hiphopは、今までにない聴きやすくリラックスできるジャンルです。

「どんなジャンルかな?」「詳しく知りたい。」という方は、是非お読みください。

本記事が、少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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「Lo-fi Hiphop」というジャンル名

Museki
「Lo-fi Hiphop」という名前は、低音質を指す「Lo-fi」と「Hiphop」という音楽ジャンルを合わせて生まれました。

「Lo-fi」は「Low Fidelity(低忠実度)」の略で、録音環境や再生音質が意図的に低く設定された音楽を指します。

これにより、ノイズや不明瞭なリズムが特徴的な音楽が生まれます。

また、ご存じの通り、「Hiphop」は音楽ジャンルの一つになります。その2つの言葉が合わさり、「Lo-fi Hiphop」が生まれました。

しかし、その中身は一般的なHiphopより落ち着いた「Chill Out(チルアウト)」という音楽ジャンルに近いです。

その為、海外では「Lo-fi hiphop(ローファイ・ヒップホップ)」と呼ばず、「Chill Out」と「Hiphop」を合わせた「Chillhop(チルホップ)」とも呼ばれることが多いようです。

曲の感じからいくと「Chillhop」と言った方がしっくりきますが、日本では「Lo-fi Hiphop」の方が有名ですので、当ブログ「ムセキノオト」でもそちらの呼び方を採用しています。

Lo-fi Hiphopの特徴

Museki
Lo-fi Hiphopは、低音質でゆったりとしたリラックスできるヒップホップ音楽です。

Lo-fi Hiphopは、ChilloutとHiphopを混ざったような曲調になります。

意図的に音質を落としたLo-fiサウンドと、スイング気味かつヨレたレイドバック(のんびり、ゆったりとした等の意味)若しくはドランクビートと呼ばれるテンポで構成された、リラックス効果の高い音楽です。

パチパチというレコードノイズや環境音を入れることも多く、それらの相乗効果で他の音楽ジャンルには無い心地よさがあります。

使用されている楽器も少なく、展開も少ないシンプルなものが多いのが特徴です。しかし、逆にそれが作曲時に決まりごとが多い要因の一つにもなります。

簡単に言いますと、作曲時にセンスが問われる音楽ジャンルと言えます。次に、Lo-fi Hiphopの歴史についてご紹介します。

Lo-fi Hiphopの歴史

Museki
Lo-fi Hiphopの歴史は、1990年代から始まりました。

Lo-fi Hiphopの前身とも言えるジャンルは、JAZZの他に、1990年代から存在していた「Chillout」や「Hiphop」などです。

特に、ジャズ・ヒップホップのパイオニアであるアーティストたち(例:A Tribe Called Quest、Nujabes、J Dillaなど)がLo-fi Hiphopの基盤を築きました。

彼らの音楽は、サンプリング技術を駆使し、ジャズやソウルの要素を取り入れたものでした。

2000年代に入ると、インターネットの普及とともに、音楽のDIY(Do It Yourself)文化が広がりました。言い換えますと、自分で聴きたい音楽を作るという流れです。

これにより、個人が自宅で音楽を制作し、オンラインで共有することが容易になりました。

後にLo-fi Hiphopと呼ばれるジャンルも、この流れに乗りSoundCloudやBandcampなどのプラットフォームで多くのアーティストが活動を始めました。

これらのジャンルが進化し、2010年代半ば頃から「Lo-fi Hiphop」として広く認知されるようになりました。

このジャンルが世界的に注目を集めるきっかけとなったのは、2017年にYouTubeチャンネル「ChilledCow」(現在は「Lofi Girl」に改名)が「lofi hip hop radio ? beats to relax/study to」というライブストリーミング配信を開始したことです。

この配信は、作業や勉強のBGMとして多くの人々に利用され、急速に人気を博しました。

また、日本のアニメの影響も大きく、スタジオジブリの映画「耳をすませば」のワンシーンを使用した動画が一大ムーブメントとなり、Lo-fi Hiphopのイメージとして定着しました。

このジャンルは、24時間ライブ配信やコミュニティ性も特徴的で、チャット上で世界中の人々が交流する場としても機能しています。

SpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスでも多くのプレイリストが作成され、リスナーに親しまれています。

今後もLo-fi Hiphopは進化し続け、新たなアーティストやサウンドが登場していくと考えられます。

Lo-fi Hiphopを聴くシーン

Museki
Lo-fi hiphopは、特にリラックスしたい時や集中したい時によく聴かれる音楽です。

Lo-fi hiphopは、その曲調がとてもゆったりとしたリラックスできる為、他のダンスミュージックとは違い部屋の中で聴かれることが多いです。

疲れていてリラックスしたい時、本を読んでいる時、勉強している時、ボーッとしている時。そういうシーンにとてもお勧めです。

僕は、横になって休んでいる時に、Lo-fi Hiphopをよく聴いています。音楽が、身体の疲れを流し去ってくれる感じがします。

ぜひ、お気に入りのシーンを見つけて、Lo-fi Hiphopを聴いてみてください。

Lo-fi Hiphopは何処で聴ける?

Museki
Youtubeやサブスク音楽配信で、Lo-fi Hiphopを聴いてみよう。

Lo-fi Hiphopは、Youtubeやサブスク音楽配信等で聴く事が出来ます。

一番簡単に聴くなら、Youtubeで「Lo-fi Hiphop」や「Chillhop」と入れて検索してみると良いでしょう。

また、Sound Croudでも世界のミュージシャンが曲をUPしています。そちらで検索してみても良いでしょう。

特定のお気に入りのミュージシャンが居れば、Spotify‎Apple MusicAmazon Musicの様なサブスク音楽配信で聴くのも良いでしょう。

ちなみに、僕もLo-fi Hiphopアルバム「PURIFY」を各種サブスクにて配信しています。既にサブスク音楽配信の会員でしたら、追加料金はかかりませんのでぜひ聴いてみてください。

さいごに

Museki
ここまでお読み頂き、ありがとうございます。

今回は、Lo-fi Hiphopの概要についてご紹介しました。Lo-fi Hiphopの基本を押さえて頂けたなら嬉しいです。

Lo-fi Hiphopの作曲については、こちらの記事でまとめていますのでご覧ください。

Lo-fi Hiphopの作り方まとめ【Chillhop】

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それではまた!ムセキ(@nagoyakampo)でした。

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