
動画投稿と結果
こんにちは、ムセキ(@nagoyakampo)です。
趣味で作曲をしていて、過去にはボカロ曲が市販されているゲームに曲が採用されたこともあります(PSP「初音ミク -Project DIVA-」の「猫なキミ」:774P名義)。
また、サブスク等でボカロ曲を配信しています(774P名義)。
今まで自分がやってきたボカロPや作曲活動についてのノウハウをブログ記事として残したのですが、今度は「自分で『ボカロ曲作ってみた』をやろう。」と思い立ちました。
実際に、まとめた記事の内容とどうリンクしているかもご紹介しながら、「実際にボカロ曲をどう作っているか」を皆さんにお伝えします。
第5回目は、「動画投稿と各サイトの結果」です。動画を作って各投稿サイトに投稿、結果をお話しします。本記事は、以下の順番になっています。
動画の方向性
絵を探す
投稿サイトを決める
絵と曲を入れる
歌詞を入れる
動画エフェクトを入れる
投稿と結果
さいごに
「ボカロ曲作ってみた」シリーズも本記事で最後です。読んで頂いて、少しでも参考にして頂ければ幸いです。
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動画の方向性

動画の作成も結構大変です。運よく動画師さん絵師さんに依頼出来ると良いのですが、金銭や権利関係が絡んで面倒になることもあります。
今回の僕の曲は、その後の活動もあまり考えていないため、一人で完結できるような方向で行くことにしました。
絵はPIAPRO投稿作品の中から使わせていただき、それに歌詞をつけて動画にしていきます。
動画作成は、AVIUTLというフリーソフトをカスタマイズして使用します(これがフリーソフトというのは信じられないですね)。
ソフト単体ではあまりできることがありませんが、色々なプラグインが開発されていて、それらを適宜組み込んでいくと便利です。
また、ブログでのアップロードは「IA -ARIA ON THE PLANETES-」ですが、動画版は集客を考えて「初音ミク」に変更します。
絵を探す

まずは曲と合う絵を探していきます。絵の探し方は色々方法があって、絵師さんにお願いするという方法や、PIAPROで探すという方法等がよく使われます。
絵師さんにお願いした場合は謝礼をお渡ししますが、今回は手軽にPIAPROで探すという方法を取っていきます。
PIAPRO外で探す場合は、描いた絵師さんに許可を取ることを忘れないようにしましょう。今回は、権利表記のあるPIAPROで検索しました。
投稿サイトを決める

次に、投稿するサイトを決めていきます。僕は、PIAPRO、ニコニコ動画、YouTube、TikTokにしました。また、僕は本ブログもあるので、こちらにもUPします。
それでは、各投稿サイトの特徴を書いていきます(R7年5月時点での所感です)。
PIAPRO
Vocaloidを扱う作品の投稿サイト。オフィシャルかつ権利表記が出来るので、安心して使えます。ユーザー登録が必要。ここは動画ではなく、MP3ファイルでの投稿になります。
歌詞も投稿して、リンクさせておくといいでしょう。
ニコニコ動画
Vocaloidブーム発祥の地。今は人気が陰っている印象があります。YouTubeのついでに投稿しておくと良いでしょう。
YouTube
動画ブームになったことで有名になりました。今は落ち着いている印象ですが、動画投稿サイトの第一選択なので、ここは必ず投稿しましょう。
TikTok
近年からブームの動画投稿サイトです。画面が縦長なので、動画は専用で作り直す必要があります。
現在、一番勢いがあると感じています。只、中国企業なので、そこをどう判断するかが分かれ目です。
絵と曲を入れる

AVIUTLに、お借りした絵と曲をセットします。セットしたら、絵と曲のズレが無いか確認します。たまに、絵が途中で消えて画面が黒くなり、曲だけ続くという残念なことになっています。
曲の最初から最後まで絵が表示されているのをチェックしましょう。
歌詞を入れる

絵と曲がセット出来たら、次のレイヤーに歌詞を入れていきます。歌詞はテキストで入れていきます。今は、便利なソフトがあります。
以下の動画のリンクから手に入る支援ツールが便利です。
これでファイルを書き出して、AVIUTLに流し込んで調整していきます。
歌詞は、実際に曲を聴きながら微調整していく感じになるので、結構手間と時間がかかります。ミスの無いように、慎重に作業を進めましょう。
動画エフェクトを入れる

昔はここまで出来たら完成で、そのまま投稿していました。ですが、現在は簡単にエフェクトが追加出来るので、賑やかしにエフェクトを追加していきます。
僕が「古代都市ルフレーン」で使ったエフェクトは「波形」と「キラキラ」の2つです。これらを入れると、動画全体に動きが出ます。
フリーソフトでこれらが出来るので、良い時代になりました。
投稿と結果

投稿
投稿時の注意点動画が完成したら、いよいよ投稿です。投稿の注意点は、時間とサムネイルです。それぞれ、お話しします。
時間投稿するのには、時間が大切です。日本でネットを最も見ている時間は、夜19時~22時頃と言われています。ですので、動画投稿はその時間に行うようにしましょう。
有料会員等では動画投稿時間を設定できることもありますが、僕は無料会員なので、投稿寸前まで進めておいて、最後時間になったら投稿するようにしています。
動画サイトの新着に掲載されている間が勝負ですので、単位時間ごとに見て頂ける方が多い方が良いですよね。
また、サムネイルサムネイルも、投稿時に注意が必要です。投稿前にサムネイルの画を見て良いものになっているか確認します。
これが失敗していると、見てもらう数が減ってしまいます。出来るだけ、動画内で見栄えの良いものにしましょう。
結果
動画投稿の結果をお話しいたします。僕がボカロPとして現役だった時に比べて、様相がだいぶ変わっています。
全体的に、ボカロ曲へのニーズが減っていると感じました。ですが、色々と工夫して頑張れば、伸ばすことも出来そうです。
その辺りの考えも踏まえて、それぞれ投稿サイト毎にご紹介します。
PIAPRO
PIAPROでは、結果は以下のような感じになります。
公式運営のサイトになりますので、これからもボカロ曲を作ったら投稿すると良いでしょう。
また、PIAPROは公式コラボというコンペがあります。そこにも積極的に投稿していくと、運が良ければ採用されて道が開けるかもしれません。
ニコニコ動画
昔は、投稿すれば最低でも1000PV、当たれば10万20万再生行ったのですが、現在は厳しいPV数です。
基本的にYouTubeと同じ動画サイズ(1920×1080)で、エンコードを変えれば投稿できますので、取りあえずUPしていくと良いでしょう。
只、現在はニコニコ動画からボカロ文化が発展することは無い印象です。
YouTube
YouTubeでの結果は、以下のようになります。
ニコニコ動画よりは伸びますね。YouTubeは、感触としてはスタートダッシュよりチャンネル登録を増やして伸ばすようなイメージでしょうか。
少ないPVにもコメントも関わらず、コメントを頂けたのが嬉しいですね。
TikTok
現在流行中のTikTokですが、これはスタートダッシュが強いイメージです。結果は以下のようになります。
TikTokは、新規のボーナス期間が過ぎると、ピタッとPV数が止まってしまいます。ですが、現在の所、一番PVが稼げていますし、これからボカロ活動をする方は外せないかな、と感じます。
ブログ
ブログは他の投稿サイトと違い、スタートダッシュが無い分、ずっと聴いてもらえるというメリットがあります。以下に曲をUPしています。
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さいごに

動画投稿まで行けて、記事も書き終えることが出来てホッとしています。ボカロ界隈の状況が、僕が現役の時に比べてかなり変わっていて、ビックリしました。
状況に合わせて、しなやかに対応していくことが大切だな、と改めて感じました。
本記事が少しでもご参考になれば嬉しいです。ボカロPになると世界が変わります。迷っている方は、ぜひチャレンジしてみてください。
ボカロP関連の記事は、
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【Vocaloid】ボカロPになる方法まとめ【ボーカロイド】
にまとめています。是非ご覧ください。
それでは、ムセキでした。