どうも、ムセキ(@nagoyakampo)です。
僕自身がそうだったのですが、作曲する時に曲の構成で悩んでしまう事ってありませんか?
「曲の構成について知りたい。色々あるけど、どれが良いか解らなくて。」
本記事は、この質問に沿って書いて行きます。
先に答えを言いますと、「他の曲を参考にする、王道の曲の構成を知っておく、My曲構成を持つ。」です。
その辺りを解りやすくご紹介していきますね。
本記事は、以下の構成になっています。
曲の構成はジャンルによって様々
構成が決まれば曲の時間が算出出来る!
作りたいジャンルの他曲を参考にする
曲の構成の王道パターン
My曲構成を持とう!
この記事を読んで頂ければ、楽に曲の構成を考えるのがかなり楽になると思います。是非ご覧いただいて、お役立て下さい。
それではどうぞ。
スポンサーリンク
曲の構成はジャンルによって様々
曲の構成と一言に言っても、作りたい曲のジャンルによって合う合わないがあります。
例えば、クラシック等はロンド形式やソナタ形式等の曲構成が用いられますけど、POPSやロックではあまり用いられません。
逆に、POPSやロックで用いられる構成もクラシックでは逆に用いられません。
また、最近流行りのEDM(エレクトリックダンスミュージック)は、それぞれのジャンル毎に構成があります。
EDMの場合は、構成を間違えると曲全体がガタガタになりますので、ホント細心の注意が必要になります。
この様に、まずは「作りたいジャンルによって曲の構成は全然違う。」という事を知っておく事が大切です。
構成が決まれば曲の時間が算出出来る!
構成を決める理由として、一曲の再生時間が関係します。ジャンルによって違いますが、基本的に4分前後で一回飽きが来ます。
ですので、POPSやロックの再生時間を調べると3分から4分超のものが多くなります。丁度いい再生時間なんですよね。
その再生時間で良いのか、どういう構成が良いのかを決めておくと良いでしょう。
構成とテンポが決まれば、そこから再生時間が算出出来ます。
算出式は、
8小節(1ブロック)にかかった時間×曲のブロック数
です。
例えば、「A→B→サビ」という構成で、「1ブロック30秒」なら、「30秒×3=90秒=1分30秒」となります。
曲作りに慣れていない場合は、ここがネックになってきますので、予めその問題点を潰しておく事が大事です。
作りたいジャンルの他曲を参考にする
例えば、メロディをパクッた、伴奏をパクッたというのはアウトですけど、コード進行や曲の構成は参考にすべきです。
というのも、そう多く使える種類が無いからです。つまり、オリジナリティとかそんな問題じゃなくて単なる技術という事です。
曲を作る上で、どれかを使わざるを得ないのなら、そのジャンルで使われている構成を調べて取り入れるのがポイントです。
例えば、「ありのままで(Let it go)」という曲があります。アナ雪ですね。
あの曲と米津玄師さんの「パプリカ」って同じ構成なんです。盛り上げ方も同じ。でも、全然別の曲ですよね。
この2曲は同じPOPSジャンルの曲になります。
用いられている構成は、POPSジャンルで用いられている王道パターン(イントロ→A→B→サビ→A→B→サビ→C→サビ)です。
こんな感じで曲を聴いて、構成を参考にして取り入れると、作曲時に悩まなくなります。
曲の構成の王道パターン
他の曲の構成を参考にする事も大事ですが、王道パターンを知っておくのも大切です。
ここでは、代表的な構成のパターンをご紹介していきます。そのまま使っても良いですし、ちょっとアレンジして使って頂いてもOKです。
イントロ→A→B→サビ→A→B→サビ→C→サビ
ポップスやロックでよく使われるパターンです。大体4分前後の再生時間になりますので、人気の構成です。
気持ちを盛り上げやすく、人気曲は大体このパターンである場合が多いです。
歌モノを作る際には念頭に入れて置かないといけない構成です。
サビ→A→B→サビ→A→B→サビ→C→サビ
サビから始まるこの構成は、昔、小室哲哉さんがよく使われていましたね。
最初から気持ちが盛り上がりますので、CMなんかにも使いやすい曲になります。
イントロ→A→サビ→A→サビ→C→サビ
日本の曲ではあまり聴きませんが、洋楽でよく見かける構成です。歌モノで曲を短く終わらせたい場合によく使われます。
洋楽は構成もそうですが、曲全体的にセンスの塊みたいなものが多いので、本当に聴いていて勉強になりますね。
A→B→A→C→A→B→A
この構成は、クラシックの分野でロンド形式と呼ばれるものです。
あまり歌モノに使う事はありませんが、ゲームミュージックなんかにはたまに使われている印象です。
この構成の特徴は、続けようと思ったら幾らでも続けられる所です。長い曲を作る場合に向いている構成です。
また、この構成は昔のダンスミュージックで使われていた事を考えると、応用してEDMにも使う事が出来ます。
A→A→A→A→B→B→B→B
これはトランスやアンビエントの様なEDMでよく用いられる構成です。いわゆるループミュージックです。
8小節か16小節毎に音を少しずつ変えて、途中で場面を変えてまた同じ構成で行くというものです。
この作り方ですと、作曲が音の抜き差しだけで済む場合が多いので、早く作る事が出来ます。
A→B→A→C→アウトロ
ゲームミュージックでよく用いられる構成です。
どうしても時間を短くしないといけないという事、曲の最初から引き込まないといけないという事情がありますので、こんな感じの構成になりますね。
構成が短いと、曲を完成させるサイクルが早くなります。この構成には、そういうメリットも存在します。
ですので、いきなり歌モノを作るのって大変ですし、最初はこういう構成から作っていくのが良いでしょう。
My曲構成を持とう!
ここまでで、曲の構成について色々とご紹介してきました。
勿論全ての構成を使いこなす必要はありませんので、よく使うもの(My曲構成)を決めておくと良いでしょう。
My曲構成を持ちますと曲の構成で悩みにくくなって、結果的に時間の有効利用になります。
作曲の勉強をする際にも、今日は「この構成で作ってみよう。」と最初に決めておくとスムーズにいきます。
僕も、ジャンル毎によく使う「My曲構成」を持っています。初心者の頃に比べると、迷う事が本当に少なくなりました。
さいごに
今回は、曲の構成についてご紹介しました。この部分でお悩みの方にとってお役に立てたら嬉しいです。
My曲構成は自分自身で使っている方法ですので、自信を持ってオススメします。
作曲関連の話題は、
-
【初心者向け】作曲のコツまとめ
のまとめ記事からが便利です。
また、「ムセキノオト」では無料音楽素材の提供やコラム、レビュー等を書いています。ごゆっくりお楽しみ下さい。
それではまた!ムセキ(@nagoyakampo)でした。